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美容オタクのための化粧品成分Q&A

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コスメの裏側に記載されている成分表示。
色々な成分が書いてますが、パッと見て何かわかる人なんてほぼいないのでは? 
ちょっとだけ知ると化粧品選びをもっと楽しめますよ♪

↓↓↓前回・美容液についての記事はこちらから↓↓↓

TIPS!
医薬品・医薬部外品・化粧品って何が違うの?

医薬品
厚生労働省が認める有効成分。
病気の「治療」を目的とした薬処方箋医薬品。
薬局で買える一般用医薬品orOTC医薬品。

医薬部外品
厚生労働省が認可。
予防を目的とした、緩やかな作用の有効成分を配合。
薬用化粧品もこれと思ってOK!

化粧品
身体への作用が緩やか。

化粧品を選ぶ時は表示5番目までの成分が重要‼︎

初めの一行を見るだけで肌にいいものかどうかはおおよそ判定できます。
化粧品の表示は、配合量の多い順に表示されるため、この情報を参考にすると良いでしょう。

化粧品の成分って?

スキンケアや化粧品を選ぶとき、化粧品にどのような成分が配合されているか気になりますよね。
まずは基本成分構成について解説します!

化粧水の基本成分構成・表示名

化粧品の成分表示一覧

水性成分

主に水が含まれており、肌の保水を目的とし化粧品のベースを形成します。

  • 水・精製水・ハーブウォーター・アロエベラ液汁・ヘチマ水 など
  • グリセリン(保湿剤):保湿力が高く角質層の水分をキープする
  • エタノール(アルコール) :揮発性があり、殺菌・防腐力がある
  • BG(保湿剤):防腐補助、適度な保湿力がある
  • DBG(保湿剤):化粧品ののびをよくする、肌をやわらかくする
  • ヒアルロン酸Na(保湿剤):高い保水力がある

油性成分

オイルや脂が含まれており、皮膚表面に保護膜を作り高い保湿効果やエモリエント効果が期待できます。

  • 炭化水素:ワセリン・ミネラルオイル・スクワラン・
  • 高級脂肪酸:ラウリン酸・ステアリン酸・オレイン酸
  • 高級アルコール:ステアリルアルコール・べヘニルアルコール
  • 油脂:オリーブ果実油・ヤシ油・馬油
  • ロウ:ミツロウ・キャンデリラロウ・ホホバ種子油

界面活性剤

水と油を混ぜる役割を果たし、化粧品の安定性や使用感を向上させます。

化粧水や美容液などにも、少量の界面活性剤が含まれています。
界面活性剤が入ることで美容成分が肌の皮脂膜や角質層に浸透しやすくなりスキンケアの効果が高まるメリットがあります。

【ノニオン界面活性剤】って?

食品や化粧品に使われる非イオン型の界面活性剤は、肌刺激が比較的弱く、
PPG-4セテス-20 (医薬品名:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル)は敏感肌用に使われます。
名前の最後に「~グリセリル」や「~水添ヒマシ油」と付くものも多いです。
ステアリン酸グリセリル・アルキルグルコシド・ラウラミDEA・PEG-◯水添ヒマシ油・ラウレス-◯
などが成分表示の5番目以降ならOK。

有効成分【機能性成分】

化粧品の主要な効果をもたらす成分で、例えば保湿、美白、抗炎症などの効果があります。

保湿成分・細胞活性成分・抗酸化成分・美白成分・抗炎症成分
(詳しくは「お肌に効果的な成分」カテゴリーでお悩み別の成分が見られます♪)

  • ヒアルロン酸:保湿力が高く、肌の潤いを保つ
  • コラーゲン:肌の弾力を保ち、ハリを生み出す
  • ビタミンC誘導体:皮脂の分泌をサポートし、毛穴やくすみをケアできる
  • レチノール:細胞のターンオーバーを促進し、シワやたるみを緩和する
  • アルブチン:メラニン色素の生成を抑え、明るい肌に導く
  • ナイアシンアミド(ビタミンB3):肌のシワ、くすみ、たるみをケアし、保湿にも効果的
  • セラミド:肌のバリア機能を強化し、乾燥から肌を守る
  • プラセンタエキス:美肌効果があり、肌のターンオーバーを促進する
  • 人幹細胞培養液:肌細胞のターンオーバーの促進・アンチエイジング効果有

その他1%以下成分【製品を安定させる成分】

主に防腐剤(パラベン・安息香酸ナトリウム・フェノキシエタノールetc)・酸化防止剤(トコフェロール、アスコルビン酸)・キレート剤・pH調整剤・増粘剤・着色剤・香料が挙げられます。

善し悪しの決め手は「有効成分【機能性成分】」!!

化粧品は「水性成分」「油性成分」「界面活性剤」の3つの基材と『有効成分』でできています。

この『有効成分』こそが化粧品の“要”となります‼︎

成分表示は基本的に配合量が多い順に書かれているので…
「有効成分(機能性成分)」が成分表の1〜5番目以内記載されているものを選びましょう!!
ボトル裏面の『全成分表示』をチェック!

また、化粧品の約70~90%はベース成分である基剤から成り立っています。
基剤のバランスによって、化粧品の形状やテクスチャーが決まります。
水性成分と油性成分を合わせた液体に界面活性剤を加えると「乳化」が起こり、乳液状・クリーム状・半固形・固形など様々なテクスチャーで化粧品のベースが完成します。

これらの成分の理解を基に、自分に合った化粧品を選ぶことが大切です。
※美容液の場合は濃縮されほぼ『有効成分』になります!

↓↓美容液についてはこちらの記事から↓↓

防腐剤が入っている化粧品が肌に悪いというのは本当?

一般的な化粧品は未開封で3年以上腐らず使用できなければならないと定められています。
※使用期限の記載がないものに限る
開封後、雑菌が混入などでの変質を防ぐ必要があり、有効成分が多ければ酸化しやすいというデメリットがあり、短期間で使い切らなければ防腐剤、酸化防止剤の配合が必然です。

現在、広く化粧品・医薬品・食品でも使用されている最も安全性の高い防腐剤は『パラベン類』『安息香酸』『ソルビン酸』『デヒドロ酢酸』などがあります。
これらは、数多くの安全性テストと長い使用実績に裏付けされた安全性の高い成分なので、成分表の最後尾辺りに書かれていれば肌に悪影響を与える事は少なめです。

※ただし、使用する人の体質によってはごくまれに赤みなどアレルギー反応が出ます。

化粧品によく使用される防腐剤

パラベン

化粧品によく使用される防腐剤です。
その抗菌性は強く、幅広く微生物に対して効果があります。
一般的にメチルパラベンやプロピルパラベンが多く使用されます。

フェノキシエタノール

化粧品によく使用される防腐剤です。
その抗菌性は強く、幅広く微生物に対して効果があります。
一般的にメチルパラベンやプロピルパラベンが多く使用されます。

安息香酸ナトリウム

水によく溶ける成分で、殺菌効果は弱いが静菌効果が高く、他の防腐剤と一緒に使われるケースもあります。

イソプロピルメチルフェノール

殺菌効果がある成分で広範囲の菌に有効です。抗菌性と抗真菌性を持ちます。
医薬部外品の有効成分としても使用される成分です。

デヒドロ酢酸ナトリウム

カビ、酵母、好気性菌への静菌作用が高く、グラム陰性菌には作用が低い。
また酸性環境で効果が高い。

塩化ベンザルコニウム

殺菌効果があり、消毒用としても使われる成分です。
指定医薬部外品の手指消毒剤の有効成分などにも使われます。

サリチル酸

植物内にある化合物で、天然に広くある成分。人類は昔から炎症を抑えるためにサリチル酸が含まれるヤナギを利用し、古くは古代ギリシャのヒポクラテスの書物にも登場する。炎症を抑えたり、角質を軟化する作用がある。殺菌作用があり、医薬部外品の有効成分としても配合されている。

防腐剤フリー(合成防腐剤フリー)を謳っている化粧品も、防腐効果(静菌作用)のある成分を配合しているものがほとんど…

最近は、防腐剤ではないが防腐効果をもった成分の使用頻度が高まっているようです。
BG・グリセリン・DPG・1,2-ヘキサンジオール・ヒアルロン酸Naなどなど…。
これら保湿剤は、保湿・保水目的以外にも防腐効果、感触向上などを狙って配合されています。

エタノール

アルコールです。合成および植物性の原料があります。
高濃度(重要パーセント濃度が60%を超える)場合に危険物としての取扱が必要となります。

BG

BGはブチレングリコールのことです。
BGは保湿成分として化粧品によく使用される成分で、静菌作用があります。
10%以上の配合で静菌の効果が出ます。

グリセリン

BGと同じ多価アルコールです。
化粧品によく使用される保湿成分で、静菌作用があります。
ただし静菌作用は高いわけではなく、濃度を多くしないとその効果は期待できません。

ペンチレングリコール

BGと同じ多価アルコールです。
化粧品によく使用される保湿効果のある成分です。
BGよりも低濃度でも大腸菌などには静菌作用があります。

ヒノキチオール

ヒノキの樹皮から抽出・精製される成分で合成原料もある。
抗菌作用があり、育毛剤の有効成分としても使用される。

成分表の1行目に入っている、肌に安心な成分

1:グリセリン(保湿性が高くしっとり)

化粧水のベース成分として有名な「グリセリン」。
保湿力の高いしっとり系化粧水に多く含まれており、潤いを長時間キープしてくれる働き者。
肌にいい化粧水を選ぶうえで外せない成分の一つです。

2:アスタキサンチン(エイジング対策の助っ人)

老化の大敵酸化ダメージを食い止めるエイジングケア成分です。
抗酸化力のある朱色の色素で、植物由来のものが多いです。
「ヘマトコッカスプルビアリス」といった植物成分などで表記されています。

3:BG(低刺激で肌に優しい)

化粧水をはじめ、美容液やクリームなどのスキンケアアイテムの主成分に多く含まれています。
「グリセリン」と同じで低刺激。
お肌のコンディションを土台から整えてくれるうれしい働きがあります。

4:プラセンタエキス(女性ホルモンを助け美肌に)

女性ホルモンの増加や美白、抗炎症作用があり、美肌作りをトータルにサポートしてくれます。
主に使われるのは、豚や馬の胎盤から抽出された「動物性のプラセンタ」。
アラフォー肌には抜群の効果を発揮します。

5:ユビキノン(優れた抗酸化パワー)

別名「コエンザイムQ10」。
人の体内に存在する、美肌に欠かせない成分です。
活性酸素を除去するパワフルな抗酸化力で肌を老化から守り、ハリやツヤ、透明感をもたらしてくれます。

6:セラミド(加齢肌を手厚くカバー)

もともと人の肌に存在し、保湿に欠かせないセラミド。
年齢と共にその量が減ると、バリア機能が弱まりトラブル肌になります。
但し、効果の高い「ヒト型セラミド」は、成分表示に「セラミドNP」など、「セラミド」の表記があります。
パッケージにセラミドケアなどとうたっていても、成分に「セラミド」が見つからなければ、偽物のセラミドを使ったコスメという事。
偽物セラミドには注意しましょう。

敏感肌さんが1行目なら避けたい成分はコレ!

水性基剤(ベース成分)
・エタノール、PG、DPGが多いと人によって刺激になりやすいので、敏感肌の場合は避けたほうが良いでしょう。
・ペンチレングリコール
・カプリリルグリコール
・ヘキシレングリコール
は刺激が強め
・メチルイソチアゾリノンは日本人にはあまり合わない

化粧品は「人体に対する作用が緩和なもの」と定義されており、成分の効果・効能を表現することはできません。

記載の順序・挙げられる記載法

  1. 全成分を配合量の多い順で記載する。
  2. 配合量の多い順に記載して、配合成分 1%以下は順不同で記載する
  3. 着色剤以外の成分を配合量の多い順に記載し、その後に着色剤を順不同に記載する。
  4. 着色剤以外の成分を2に準じて記載した後、着色剤を順不同に記載する。

何を使えばわからないときは、肌細胞(線維芽細胞)が元気になる美容液を選んでみると良いでしょう。

↓↓↓美肌の”源”線維芽細胞の詳しい記事はこちら↓↓↓



↓↓↓美容液についての詳しい記事はこちら↓↓↓

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