体が冷え血行が悪くなると、栄養や水分が届きにくくなり肌の働きも悪くなり乾燥しやすい肌に。
皮膚の潤いは、主に角層の周辺にある、
- 「皮脂膜」
- 「天然保湿因子(NMF)」
- 「細胞間脂質」セラミド
の3つの要素で保たれています。
皮膚の潤いの元とは?
1.皮脂膜
皮膚を覆って角層の水分の蒸発を防ぎ、角層の水分を一定に保つ働きをする「油の膜」のようなものです。
2.NMF
「天然保湿因子」と呼ばれ、アミノ酸を代表とする「水となじみやすい性質を持つ物質」のことです。このNMFが角質細胞の中で水分を保っています。
水分の保持力の約18%を天然保湿因子が担っているといわれています。
3.「セラミド」
細胞間脂質の半分以上を占める「セラミド」は、主に細胞と細胞の間で水分を挟み込んでサンドイッチ状態にする事で水分を逃がさないようにし、しかも細胞同士をつないで、外的刺激の侵入を防ぐ役割をしています。
細胞間脂質は肌が持つ水分保持力の約80%を担っているとも言われています。
オススメケア方法
- 肌に良い栄養素を摂り入れ内側からも働きかける
- 血行を良くする事で皮脂の分泌を良くする
- セラミドやアミノ酸成分配合クリームなどを使う
- 美容オイルによりお肌の保湿成分を閉じ込めてバリア機能の「皮脂膜」を作り潤いを逃がさない
この流れがお肌にとって良い方法ではないでしょうか。
美容オイルは主に植物から取れるオイルで皮脂膜に近い成分が良い
オススメは抗酸化に優れたホホバオイル、アルガンオイルです。
食べ物からの予防
天然保湿因子は主にアミノ酸で作られていますので、食物の摂取により生成を助ける事が出来ます。
カサカサの乾燥肌に効果があるとされている栄養素は、タンパク質・ビタミン・必須脂肪酸の3点です。
必須アミノ酸をバランス良く取り入れる事で、生成を助けてくれます。必須アミノ酸が豊富な食物は魚や大豆、豚肉などから摂取する事が出来ます。